CMや広告の宣伝効果を高めるための手法として、タレントの起用が挙げられます。
この記事では、広告へのタレント起用で期待されるメリットと、具体的な起用方法を解説していきます。
タレント起用における注意点やデメリットもまとめているので、広告制作をお考えの企業様はぜひ参考にしてみてください。
CM・広告にタレントを起用する効果とは?5つのメリットを紹介
まずは、CMや広告にタレントを起用することで得られる効果・メリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①ターゲット層への宣伝効果を高められる
ターゲット層からの好感度が高いタレントを起用することで、効果的にPRを行えるという点が1つ目のメリットです。
中でもアイドルや声優等は一般的なタレントと比較して熱量の高いファンが多く、その人が出演しているという理由でCMを視聴する人も少なくありません。
また「好きなアイドルが愛用している商品を使いたい」「憧れのモデルと同じお店を利用したい」というように、タレント効果でCVが生まれる可能性も考えられるでしょう。
メリット②商品・サービスの認知度向上に繋がる
タレントが出演するCMや広告は消費者の印象に残りやすいというメリットもあります。
芸能人と商品の結び付けに成功すれば、「〇〇さんが宣伝している商品だ」「この商品のCMには〇〇の歌が使われていたな」というように、商品を手に取るきっかけの1つとしてタレントの存在が効果を発揮するケースも出てくるでしょう。
この手法は、競合が多く性能での差別化が難しい日用品等をPRする場合において特にメリットがあると言えます。
メリット③企業のイメージ向上やブランディングに役立つ
特定の商品やサービスの宣伝だけでなく、企業のイメージアップを図るためのCM・広告においてもタレントの起用は効果的です。
好感度の高いタレントを起用することで、企業やブランドのイメージを向上したり、知名度を高めたりするといったメリットが期待できるでしょう。
メリット④インフルエンス効果を活用できる
タレントの起用により、タレントが持つ影響力や発信力を広告に活用できるという点もメリットの1つです。
近年は特にSNSの利用率が高まっていることもあり、多くのフォロワーを抱える「インフルエンサー」を起用するケースも増えています。
またタレントが自身のSNSやブログで宣伝を行えば、テレビを視聴する機会が少ない層にも効果的にPRできるでしょう。
メリット⑤メディア露出によるPRを期待できる
人気タレントや“旬”のアイドルを広告に起用することで、最新の出演情報としてメディアに取り上げられる可能性が高まります。
情報番組や雑誌等の幅広いメディアに露出する機会を得られれば、より多くの消費者に宣伝するチャンスを作り出せるでしょう。
タレント起用の注意点・デメリットも把握しておこう
続いて、CMや広告にタレントを起用する際の注意点・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
知名度の高いタレントになるほど起用費用が高くなる
タレント起用にかかる費用は契約内容や期間、また使用媒体等によってその都度異なるため、一概にいくらということは言えません。
ただし一般的には知名度の高いタレントや“旬”のタレントであるほど起用費用が高くなる傾向にあり、大まかな相場としては以下のようになっています。(PRイベント出演の場合)
大御所タレント・人気俳優 | 300万円以上 |
---|---|
人気アイドル・タレント・お笑い芸人 | 150万円~300万円 |
一般アイドル・タレント・お笑い芸人・モデル | 50万円~150万円 |
駆け出しアイドル・お笑い芸人・モデル | 5万円~50万円 |
人気タレントを起用する際は費用も高額になりやすいため、広告の予算や費用対効果等を踏まえて慎重に判断するようにしましょう。
競合他社との“被り”に注意
CMや広告にタレントを起用する際は、競合他社とキャスティングが被ってしまうケースに注意が必要です。
商品やサービスのジャンルによっては、ある程度イメージに沿ったタレント像が固定されており、同じタレントを指名する企業が複数出てくる可能性も考えられます。
広告塔となるタレントが被るとPR効果も薄れてしまうため、起用の前に必ず競合のリサーチを行うようにしましょう。
タレントが不祥事を起こした場合の影響は?
タレント起用のデメリットとして、起用したタレントの不祥事による炎上やイメージの低下が挙げられます。
近年はタレントの不適切な言動がSNS等を通じて瞬く間に拡散され、関連する企業にも飛び火するケースが増えています。
炎上への対応やキャスティングの変更には費用もかかるため、タレントを起用する際は過去のトラブルの有無についても調査しておくようにしましょう。
CM・広告へのキャスティング方法を解説
ここからは、CMや広告にタレントを起用するための具体的な方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
1.自社で芸能事務所に直接交渉する
最もシンプルなキャスティング方法が、自社で直接芸能事務所やプロダクションにオファーをかけるというやり方です。
事務所選びの自由度が高いというメリットがあるものの、事務所との交渉や契約手続き、また撮影スタジオやカメラマンの手配等を全て自社で行わなければならないといったデメリットもあります。
また過去に芸能人の起用実績がない企業の場合、事務所に問い合わせても返答を後回しにされたり、そのまま無視されたりするケースも珍しくないため、キャスティングのノウハウがない場合は避けた方が良いでしょう。
2.広告代理店にキャスティングを依頼する
広告代理店とは、主にメディア広告の企画サポートやマーケティング提案を行う会社のことです。
広告代理店でもタレントの起用に対応していますが、広告代理店が直接キャスティングを行うわけではなく、別途キャスティング会社に依頼するケースがほとんどとなっています。
この場合は仲介手数料等が追加でかかるため、最終的な費用が高くなりやすいという点に注意が必要です。
3.キャスティング会社に依頼する
キャスティング会社とは、芸能人やタレントのキャスティングを専門的に行う代行業者のことです。
キャスティングの際に発生する以下のような業務を請け負うことで、芸能事務所との橋渡しや依頼企業の負担軽減等を担います。
- 企画内容・予算等の情報整理
- 起用候補となるタレント・芸能人のリストアップ
- 出演交渉・オーディション
- 肖像管理等の契約
- 撮影・イベント当日のサポート 等
キャスティング会社に依頼すれば、タレントの起用に関する一連の業務を任せられるため、自社スタッフが本来の業務に集中できるといったメリットがあります。
おすすめのキャスティング会社【株式会社GOLD CAST】
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またGOLD CASTでは、キャスティングに関する無料相談・カウンセリングを実施しています。
詳細なイメージが決まっていない場合でも相談可能ですので、初めてのタレント起用でお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。
記事まとめ
- CMや広告にタレントを起用することで、認知度向上やメディア露出増加等のメリットを期待できる
- タレントが不祥事を起こした場合は悪影響を受けるといったデメリットもあるため、慎重なキャスト選びが必要
- タレント起用の際は「キャスティング会社」への依頼がおすすめ
CMや広告へのタレント起用は様々なメリットがありますが、同時にいくつかの注意点・デメリットも存在するため、入念な調査を行ったうえで交渉を進めることが大切です。
GOLD CASTなら、過去の起用実績やトラブルの有無等を踏まえた最適なキャスト提案が可能ですので、広告制作をお考えの企業様はぜひ一度ご相談ください。