CMや広告にタレントを起用したい場合は、キャスティング会社または広告代理店に依頼するのが一般的です。
この記事では、キャスティング会社および広告代理店の特徴とメリット・デメリットをまとめています。
使い分けのポイントや依頼する際の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
広告代理店のメリット・デメリット
広告代理店とは、広告を出したい企業と広告を掲載するメディアとの橋渡しを行う会社のことです。
テレビや雑誌等の様々な媒体への広告出稿をサポートしたり、市場調査や分析を行ったりする他、広告に起用するタレントの選定を請け負っているケースもあります。
まずは、タレントキャスティングを広告代理店に依頼するメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①高い費用対効果を期待できる
広告代理店は広告制作におけるノウハウを豊富に持っており、高い費用対効果を見込める点がメリットです。
テレビや雑誌等の各メディアの特徴を熟知しているため、どの媒体でPR活動を行うべきか、またどのようなタレントのキャスティングが効果的かといったアドバイスをもらえる可能性も高いでしょう。
また、広告代理店の場合は媒体側の担当者がつくケースもあり、媒体の最新情報を手に入れやすいといった点もメリットとして挙げられます。
メリット②人件費や労働時間を大幅カット
広告代理店にタレントキャスティングを依頼することで、広告制作にかかる人件費や作業時間を大幅に削減できるという点もメリットの1つです。
キャスティングに関するノウハウのない企業がイチから広告制作を行うとなると、候補者の選定やオーディションの開催等に多大な労力がかかってしまいます。
広告代理店であればこうした作業をスムーズかつ的確に行えるため、結果的に低コストで済む可能性も少なくありません。
デメリット①自社内にマーケティングデータが蓄積されにくい
広告制作やタレントキャスティングを広告代理店側に全て任せてしまうことで、それらの作業に関するノウハウが自社内で蓄積されていかないという点はデメリットと言えます。
特に途中で依頼する広告代理店を変更したり、契約をやめたりした場合は、それでまのデータがゼロになってしまうため、広告代理店を利用する際は依頼先を慎重に選ぶ必要があるでしょう。
デメリット②広告文等の確認に時間がかかることも
広告代理店は企業の商品やサービス内容を熟知しているわけではないため、時にはイメージと異なる広告が出来上がったり、ターゲット層とマッチしないタレントを提案されたりする可能性があります。
こうした認識のズレを防ぐために、作業の各段階で社内チェックや承認を行うところもありますが、チェックの頻度によっては完成までのスケジュールが遅れてしまうことも考えられるでしょう。
キャスティングしたいタレントや広告の内容等にこだわりがある場合は、事前にイメージや要望を共有しておくことが大切です。
キャスティング会社に依頼するメリット・デメリット
キャスティング会社とは、広告にタレントを起用したい企業とタレントが所属する芸能事務所との橋渡しを行う会社のことです。
タレントの提案から交渉、契約等の業務を代行するのが主な業務ですが、中には広告枠の獲得や広告制作等をセットで請け負っているキャスティング会社もあります。
続いて、タレントキャスティングをキャスティング会社に依頼するメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット①適任な人選をお願いできる
キャスティング会社では、タレントや芸能人のプロフィールや過去の出演情報の他、公開前の出演情報や趣味・特技等のパーソナルな情報まで幅広く保有しています。
そのため「誰をキャスティングすれば良いか分からない」といった場合でも、企画内容や予算に応じて最適なキャストを提案できる点がメリットです。
特に実績のあるキャスティング会社であれば、多くの芸能事務所とコネクションを持っているため、複数のジャンルにわたるキャスティング等も実現しやすくなるでしょう。
メリット②面倒な書類作業を任せられる
マーケティングに関する部門が用意されていない企業の場合、別部門のスタッフが本来の業務と並行してキャスティングを行わなければならないため、どうしても業務負担が増えてしまいます。
しかしキャスティング会社を利用すれば、キャスティングに伴う仕事を一任できるため、自社業務への影響を最小限に抑えることが可能です。
またキャスティングの専門知識を持つスタッフが契約手続きを代行することで、肖像権等の法律が絡む部分でのトラブルを防止できるといった点もメリットと言えるでしょう。
デメリット①仲介手数料がかかる
キャスティング会社を利用する場合、自社で直接芸能事務所に交渉するよりもキャスティングの費用が高くなりやすいというデメリットがあります。
キャスティング会社が依頼者と芸能事務所の仲介を行うことで、仲介手数料等のコストが発生するためです。
とは言え、自社でキャスティングする場合にかかる業務負担増を踏まえると、仲介手数料を支払うだけの価値・メリットはあると言えるでしょう。
デメリット②対応できるジャンルが限られる場合も
キャスティング会社の中には「モデル専門」や「アーティスト専門」というように、一部のジャンルに特化した専門型のキャスティング会社も存在します。
専門型のキャスティング会社の場合、扱っているジャンルのキャスティングには強みがあるものの、対応していないジャンルに関してはキャスティングが難しいというデメリットがあります。
希望する人材が多種にわたる場合は総合型のキャスティング会社を利用する等、後から候補者が見つからないといったトラブルにならないよう注意する必要があるでしょう。
キャスティング会社と広告代理店はどちらを選ぶべき?
ここからは、キャスティング会社と広告代理店の使い分けのポイントを解説していきます。
広告代理店向きの方
広告代理店の主な業務は“広告活動の代行”であるため、以下のようなケースでの利用が適しています。
- 広告枠の獲得から企画立案、キャスティング、制作等を一括で依頼したい
- 複数のメディア・媒体に合わせた広告を出したい
- 費用対効果の高い広告を出したい 等
キャスティング会社向きの方
キャスティング会社の主な業務は“キャスティングの代行”であるため、以下のようなケースではキャスティング会社の利用がおすすめです。
- ブランドのイメージキャラクターとして長期での起用を行いたい
- イベントのゲストとしてタレント・芸能人の呼びたい
- 人気のあるタレントを確実に起用したい 等
キャスティング会社は芸能事務所やプロダクションとの関わりが深いため、競争率の高いタレントや芸能人であっても優先的に交渉できる可能性があります。
起用したいタレントや芸能人にこだわりがある場合は、広告代理店よりもキャスティング会社へ依頼した方が成功しやすいと言えるでしょう。
ポイント:実績や過去の事例を開示している会社がおすすめ
キャスティング会社と広告代理店のどちらを利用する場合でも、依頼前には必ず過去の実績・キャスティング事例をチェックするようにしましょう。
実績のないキャスティング会社・広告代理店を利用すると、契約した後で希望するタレントを手配できないと言われたり、相場より高いコストがかかったりする可能性があるためです。
特に、タレントの起用は肖像権や著作権等の法律も影響するため、ノウハウのないキャスティング会社・広告代理店へ依頼するのはリスクが高いと言えます。
そのため、まずはWebサイトで過去の実績や事例、また依頼した企業の口コミ等をチェックし、信頼のある会社かどうかを確認したうえで依頼するようにしましょう。
まとめ:タレント起用は株式会社GOLDCASTへお任せください
- 広告代理店は高い費用対効果を期待できる一方、自社にノウハウが蓄積されない等のデメリットがある
- キャスティング会社は仲介手数料がかかるものの、業務負担の軽減や候補者の最適化等のメリットが期待できる
- 起用するタレントを重視したい場合は、広告代理店よりもキャスティング会社への依頼がおすすめ
当メディアを運営する「株式会社GOLD CAST」では、過去に5,000件以上のキャスティング実績を持つ信頼のあるキャスティング会社です。
タレント・芸人・俳優・モデル等の幅広いジャンルに対応できる他、無料のキャスティングカウンセリング等も実施しているので、広告制作でお悩みの企業様はぜひ一度ご相談ください。