画像引用元:文明堂公式サイトより
文明堂のテレビCMといえば「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」のフレーズに合わせてカンカンダンスを踊る仔グマのキャラクターがおなじみです。
この記事では、文明堂のCMキャラクター「仔グマ(カンカンベア)」が誕生した経緯と、テレビCMにイメージキャラクターを起用するメリットについて解説しています。
おすすめのキャスティング会社も紹介しているので、CMの制作やタレント・芸能人の起用をお考えの企業様はぜひ参考にしてみてください。
目次
文明堂のCMキャラクターが誕生した経緯
画像引用元:文明堂公式サイトより
文明堂は長崎県に本店を構える老舗のカステラ店で、「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」というフレーズのテレビCMが広く知られています。
まずは、文明堂のCMキャラクターとして人気を集める「仔グマ(カンカンベア)」が誕生した背景について詳しく見ていきましょう。
文明堂のCMキャラクター“仔グマ(カンカンベア)”
文明堂のテレビCMが放送されるようになったのは1953年のことですが、おなじみのCMキャラクター「仔グマ(カンカンベア)」が生まれたのは1962年になってからでした。
当時から「カステラ一番、電話は二番、三時のおやつは文明堂」というコピーは存在していたもののセットとなる映像のアイデアが浮かばず、しばらくは子ども向けのアニメーションや人形劇等のCMが放送されていたのです。
ところが1962年、当時の人気番組に出演していた“ノーマン&ナンシー・バーグ夫妻”によるマリオネットショーを見た文明堂の担当者がパフォーマンスに惚れ込み、夫妻へCM出演を依頼します。
夫妻はこれを快諾、また手作りのぬいぐるみと手作りのカステラはイメージ的にも合致するということから、マリオネットショーを踊る「仔グマ(カンカンベア)」のCMが生まれたのです。
現在は「仔グマ(カンカンベア)」が登場する初代CMのリメイク版が放送されており、60年以上にわたって愛される文明堂の人気キャラクターとなっています。
文明堂のCMキャラクターはネコの予定だった?
文明堂のCMを見た方の中には、カンカンダンスを踊っているキャラクターが“ネコ”なのか“クマ”なのか疑問に感じたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
実は、CM制作当初は欧米で人気の高かったネコをモチーフにしたぬいぐるみが作られていたのですが、日本ではネコよりもクマの方が人気だったため、急きょ仔グマという設定でキャラクター化することになったのです。
文明堂のCMでは最後にしっぽを振るダンスがありますが、これはネコであった名残だそうです。
文明堂の公式サイトの記事には「仔グマ(カンカンベア)」と明記されているので、ネコだと思っていた方は仔グマとして覚えておきましょう。
2022年には東京進出100周年記念の関連グッズや人形焼きも販売
文明堂のCMキャラクター「仔グマ(カンカンベア)」は、1972年に新宿店の前でショーを公演したことがある他、現在も日本橋本店・新宿本店・銀座店五丁目店等で会うことができます。
また2022年は文明堂が東京に出店して100周年となることから、「仔グマ(カンカンベア)」のキーホルダーがついたプレミアムBOXや人形焼きといった限定商品の販売も予定されています。
はじめからブランディングのためのキャラクターがいたわけではなく、CM用に作られたキャラクターが企業そのもののキャラクターとして確立した文明堂の事例は、比較的珍しいケースだと言えるでしょう。
文明堂のCMが長く人気を集める理由
文明堂のCMが長く愛されている背景には、“ノーマン&ナンシー・バーグ夫妻”が生み出した「仔グマ(カンカンベア)」というキャラクターの存在があります。
続いて、テレビCMにイメージキャラクターを配置するメリットと、イメージキャラクターを作成・起用するときのポイントについて詳しく見ていきましょう。
テレビCMにイメージキャラクターを起用するメリット
文明堂のように、テレビCMや広告にイメージキャラクターを起用するメリットとして、以下のような点が挙げられます。
- 消費者の印象や記憶に残りやすい
- SNS等での情報拡散によって高い宣伝効果を見込める
- 商材とセットで企業そのものの好感度アップに繋がる
テレビCMへのイメージキャラクターの起用により、キャラクターのファンが生まれたり、キャラクターを制作したクリエイターや声優のファンから支持を得たりすることができるというメリットがあります。
また最近ではSNS等による情報拡散も大きな宣伝効果を持つため、SNS映えするキャッチーなキャラクターを起用することで、多くのユーザーに認知してもらえる可能性が高まるでしょう。
イメージキャラクターを起用するときのポイント
文明堂のように、テレビCMにイメージキャラクターを起用する際は、以下の点を意識することが大切です。
CMの目的・ゴールを明確にする
例えば、新商品・サービスの認知度を高めたい場合と、すでに流通している商品・サービスのイメージアップを図りたい場合とでは、起用するキャラクターのイメージが異なります。
認知度を高めたい場合は誰もが知っているタレントやブランドのキャラクターを起用するのが効果的ですし、イメージを向上したい場合は好感度の高いタレントや新しいキャラクターの起用も効果的です。
狙い通りの効果を得るためにも、まずはイメージキャラクターの役割や目標を明確にしておくことが大切です。
商品・サービスのイメージとマッチさせる
CMを制作するうえで重要となるポイントが、商品・サービスに求めるイメージと、起用するタレント・キャラクターのイメージが合致しているかどうかです。
例えば野球用品のCMにサッカー選手を起用したり、キッズ商品のCMに大御所タレントを起用したりしても、期待するような効果は得られない可能性が高いでしょう。
文明堂の場合、当時人気だった“ノーマン&ナンシー・バーグ夫妻”を起用したこと、また可愛らしいダンスによって主なターゲットであるファミリー層の心を掴んだことが成功に繋がっていると言えます。
イメージキャラクターのキャスティングなら【GOLD CAST】がおすすめ
テレビCMにイメージキャラクターを起用したいという場合は、キャスティングを専門に行う「株式会社GOLD CAST」へご相談ください。
GOLD CASTはこれまで5,000件以上のキャスティングに対応してきた実績のあるキャスティング会社で、様々な芸能事務所ともコネクションを持っています。
俳優やお笑い芸人をはじめ、声優やインフルエンサーといったフリーで活動している方の多い業界からのキャスティングにも対応可能です。
キャスティングに関する無料カウンセリング等も実施しているので、CM制作やイメージキャラクターの起用でお悩みの場合はぜひ一度GOLD CASTまでお問い合わせください。
記事まとめ
- 文明堂はテレビCMにイメージキャラクターを起用したことで、知名度の向上等に成功している
- イメージキャラクターの起用は、CMの商材とセットで企業そのもののイメージアップにも繋がる
- 適切な宣伝効果を得るには、ターゲット層を分析し、商品と関連性の高いキャラクターを起用することが大切
GOLD CASTでは、オンラインでのオーディション開催や契約書類の作成代行等、キャスティングに関する様々なサービスを提供しています。
日本全国どこでも対応可能ですので、テレビCMや広告等の制作をお考えの企業様はぜひ一度ご相談ください。