近年テレビ番組の視聴率が落ち、動画再生サイトの需要が増えてきている傾向があります。
近年YouTubeを拠点に活動するYouTuberが、人気を集めており、タレントと同等レベルの認知度や影響力を持っているYouTuberも存在します。
発信媒体にもよりますが、YouTuberを起用し自社の商品・サービスのプロモーションを検討している担当者さまもいらっしゃることかと思います。
そこでこの記事では、YouTuberを起用するメリット・デメリットについて解説します。
そして、YouTuberに依頼したい場合は、キャスティング会社を通してタイアップ動画の制作をすることがおすすめ。
その理由もお伝えします。
目次
YouTuberを自社の商品・サービスのPRに起用するメリットとは?
まず、YouTuberを自社の商品・サービスのPR企画(タイアップ企画)依頼をするメリットについて解説します。
メリット
YouTuberをキャスティングするメリットには、以下の3点があげられます。
- 若い世代にアプローチできる
- 拡散して認知度アップが期待できる
- ターゲットを絞り込んだPRができる
この3点について解説していきます。
若い世代にアプローチできる
総務省が発表している「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、年代別のYouTube利用率は以下のようになっています。
年代 | 利用率 |
---|---|
全世代 | 87.9% |
10代 | 97.2% |
20代 | 97.7% |
30代 | 96.8% |
40代 | 93.2% |
50代 | 82.5% |
60代 | 67.0% |
若い世代のYouTubeの利用率は、かなり高水準であるということがわかります。
そのため、YouTuberに動画内で宣伝してもらうことで、新しいモノ・ことに敏感な若い世代にいち早く、効果的に広めることができるのです。
拡散して認知度アップが期待できる
若い世代にアプローチができるということは、若者が使用しているほかのSNSで拡散してもらうことが期待できるのです。
また、YouTuber自身が他のSNSと連動して情報の発信を行っている場合、動画以外の場でも宣伝・拡散することができます。
ターゲットを絞り込んだPRができる
自社の新製品や宣伝していきたい商品・サービスが特定のターゲット向けであった場合、その分野の情報を発信していたり、コンテンツを扱っているYouTuberに依頼することで、効果的にアプローチすることができるでしょう。
デメリット
デメリットとして商品やサービス、企業にマッチしたキャスティングが難しいという点があげられます。
各YouTuberの特徴や影響力を把握することは、容易ではありません。
しかし、このデメリットはキャスティング会社に依頼することで解決できます。
キャスティング会社はキャスティングのプロです。
テレビに出演しているタレントだけでなく、YouTuberのキャスティングも行っています。
詳しくは後述しますので、そちらを参考にしてください。
企業案件を依頼する方法
YouTuberに自社の商品やサービスのPR企画を実施するメリットがおわかりいただけたかと思います。
それでは、YouTuberに依頼する方法には、どのような手段があるのでしょうか。
自社で直接依頼する
広告担当の方が直接YouTuber本人に連絡、もしくはYouTuberが所属する事務所とコンタクトを取って依頼するという方法です。
直接やり取りができますので、中間マージンが発生しないため、比較的コストがかからないように感じます。
しかし、打ち合わせの際にYouTubeに関するノウハウなどがない場合、企画内容や動画の雰囲気に合わない動画制作になる可能性があります。
そうなると、効果的に宣伝ができないだけでなく、動画ファンに不信感を与えるような動画ができてしまい、悪影響を及ぼしかねません。
キャスティング会社に依頼する
キャスティング会社にYouTuberのキャスティングを依頼して、PR企画を進めていく方法です。
幅広いタレントに依頼するとができるキャスティング会社はもちろん、最近ではYouTuberやInstagramer、TikTokerなどのインフルエンサーと呼ばれる人たちに特化したキャスティング会社もあります。
キャスティング会社に任せることで、依頼企業の要望に応えながら、YouTube制作にまつわるノウハウもあるので、効率的にキャスティングを進めることができるでしょう。
キャスティング時の費用や流れ、注意点
ここからはキャスティング会社に依頼することを決めた、その後の流れや依頼する際に注意すべき点について解説します。
キャスティング費用の相場は?
YouTuberをキャスティングする際にかかる費用は、フォロワー単価と稼働費(時間×単価)の2つです。
そのため、キャスティング費用は起用するYouTuberの影響力や人気度によって変動します。
もしロケを考えているのであれば、交通費や宿泊費などの諸経費も加算されます。
また、SNSなどで投稿する必要もあれば、その分の費用も必要になることもあるでしょう。
キャスティング依頼後の流れ
YouTuberとのタイアップ動画を制作することが決まった後の流れを簡単に解説します。
- YouTuberのキャスティング
- YouTuberに依頼する
- 動画内容の打ち合わせ
- 動画の制作
- 完成動画の確認
企業側とYouTuberの間で、伝えたいことや自社製品・サービスの良さを事前しっかり伝えておくことがどの場面でも重要です。
目標や共有事項をYouTuberと企業側(キャスティング会社が加わる可能性もある)で、確認しておきましょう。
タイアップ動画を制作する時の注意点
YouTuberとの動画作成をする際に、自社製品やサービスの特徴や長所をしっかりと宣伝し、使い方などを正しく伝えてもらう必要があります。
そのために、事前の打ち合わせが重要になってきます。
しかし、動画の構成に干渉しすぎることはマイナスな影響を与えてしまうのです。
企業案件の場合、構成内容に注文が多いとYouTubeチャンネルの雰囲気が崩れてしまう可能性があります。
その違和感に視聴者も気づき、視聴回数が落ちるなど、お金をかけても意味がなくなってしまうので注意が必要です。
YouTuberを起用したいならキャスティング会社がおすすめ!
上記でも紹介しましたが、自社製品の宣伝にYouTuberを起用したい場合は、キャスティングの代行会社を活用することがおすすめです。
YouTuber検索プラットフォームを運営しているキャスティング会社もあります。
キャスティング会社に任せた方が良い理由について、メリット・デメリットを解説します。
メリット
キャスティング会社は、幅広いコンテンツを扱う人気のYouTuberをキャスティングしてきた経験が豊富です。
そのため、キャスティング会社に依頼することで、企業側のターゲットや宣伝したい商品・サービスと親和性が高いYouTuberをキャスティングしてもらうことができるでしょう。
また、YouTuberとの連絡はもちろん、効果的な企画の提案やステルスマーケティングの防止、効果分析レポートなどキャスティング会社であれば、一貫してサポートしてもらえる点もメリットとなります。
各キャスティング会社のホームページにて、YouTuberのキャスティング事例がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
デメリット
キャスティング会社はYouTuberと企業との仲介役ですので、仲介費用は発生します。
また、仲介が入り直接YouTuberと連絡することが少ないため、打ち合わせを進めているうちに、認識のずれなどが生じる可能性があります。
そのため、事前に丁寧なすり合わせや確認が必要です。
記事まとめ:YouTuberの起用はキャスティング会社へ
YouTuberに自社の商品・サービスのPRを依頼し、タイアップ動画を制作するメリットを紹介しました。
ただ、企業側が動画の構成に関して深入りすると、悪影響を及ぼしてしまうのです。
また、キャスティング会社にYouTuberのキャスティングを依頼する方法もあります。
キャスティング会社の担当者は経験豊富なので、効果的にPRする方法を教えてくれるでしょうでしょう。