企業および商品・サービスのPR方法として、タレントを起用したTVCMやWeb広告の制作が挙げられます。
タレントを起用することで広告の話題性や知名度の向上効果を期待できますが、キャスティング経験がない場合は、そもそものタレント起用のやり方や相談先が分からないというケースも少なくありません。
そこで本記事では、5,000件以上のキャスティング実績がある株式会社GOLDCAST(ゴールドキャスト)が、CM・広告にタレントを起用するメリットと、具体的なキャスティング方法を解説します。
キャスティング会社と広告代理店の違い等もまとめているので、「CMに芸能人を起用したいけどやり方が分からない」「どこに依頼すべきか分からない」といった悩みをお持ちの企業様はぜひ参考にしてみてください。
目次
CM・広告に有名タレントを起用するメリットとは
まずは、CM・広告にタレントを起用することで期待できる主なメリットをチェックしていきましょう。
話題性を持たせて注目度を高めることができる
広告塔にタレントを起用するメリットとして、商品やサービスの話題性向上を見込める点が挙げられます。
特に旬の芸能人や人気アイドル等であれば、最新出演情報としてメディアに取り上げられる機会が増えるため、CM・広告を目にすることが少ない層からも注目を集めやすくなります。
また消費者の中で芸能人と商品が紐づけされれば「〇〇さんが宣伝している商品だ」「この商品のCMには〇〇の歌が使われていたな」というように、広告塔の存在が購買理由の1つになる可能性もあるでしょう。
タレント起用による商品・サービスの認知拡大は、日用品や自動車といった競合が多く性能での差別化が難しいジャンルにおいて高い効果を期待できます。
企業や商品・サービスの好感度向上に繋がる
タレント起用によって、商品・サービスと同時に企業そのものの好感度を高められる点もメリットの1つです。
消費者視点では、起用したタレントのイメージ=企業のイメージとなりやすいため、国民的人気のあるタレントや俳優を起用できれば企業の知名度・好感度を効果的に高めることができるでしょう。
また、例えば有名メーカーと無名メーカーの商品を比較した場合、多くの消費者は“有名メーカーの商品”を選択しやすい傾向にあります。
これは“メーカーを知っている”という点が企業に対する安心や信頼感を生み出しているからだと言えるでしょう。
そのため、まずはタレントの広告効果を利用して企業の知名度・好感度を向上させ、その後で商品やサービスのPRを行うという方法もおすすめです。
ファン層への効果的なアピールが可能
商品・サービスのターゲット層から支持されているタレントを起用できれば、ターゲット層=タレントのファン層となってより効果的にCVを狙えるようになります。
特にアイドルや声優等はファン層の熱量が高く「好きなアイドルが愛用している商品を使いたい」「憧れのモデルと同じお店を利用したい」といったニーズも多いことから、広告塔としての起用率が高い傾向にあります。
このやり方は、例えば“エイジングケアに特化したコスメ”や“ファミリー向けの軽自動車”等、メインターゲットが特定の年齢層・世帯に絞られるケースで高い効果を見込めるでしょう。
キャスティング会社と広告代理店の違いとは?
広告塔としてタレントを起用する場合は、キャスティング会社や広告代理店に依頼するのが一般的です。
ここでは、直接交渉のリスクとキャスティング会社の概要、またキャスティング会社と広告代理店の違いについて詳しく見ていきましょう。
芸能事務所への直接交渉はデメリットが多い
タレント起用の際に芸能事務所やプロダクションへ直接交渉を行うケースがありますが、このやり方には以下のようなデメリットがあるため、あまりおすすめの方法とは言えません。
- 値下げ交渉や契約手続きといった一連の業務を全て自社内で行わなければならない
- 専門知識がないと権利面のトラブル等によって多額の賠償請求を受けるリスクが高まる
- キャスティング実績がない場合はそもそも対応してもらえない可能性がある
芸能事務所への直接交渉はタレントを自由に選択できるというメリットがある一方、こうしたリスク・デメリットも大きいことから、キャスティングのノウハウがない場合は避けた方が良いと言えるでしょう。
キャスティング会社と広告代理店の違い
タレントを起用する場合は、芸能事務所へ直接交渉するよりもキャスティング会社へ依頼した方がスムーズです。
キャスティング会社はタレント起用を専門的に行う代行業者のことで、キャスティングに伴う以下の業務を請け負うことにより、芸能事務所との橋渡しや企業側の負担軽減を実現します。
- 企画内容・予算等の情報整理
- 起用候補となるタレント・芸能人のリストアップ
- 出演交渉・オーディション
- 肖像管理等の契約
- 撮影・イベント当日のサポート 等
またキャスティング会社と同様にタレント起用を請け負っている業者として「広告代理店」が挙げられます。
広告代理店は主にメディア広告の企画サポートやマーケティング提案等を行っている会社ですが、プロモーションと合わせてキャスティングを依頼できるところも多いのが特徴です。
ただし広告代理店の場合、広告代理店から直接キャスティングを行うわけではなく、別途キャスティング会社を仲介しているという点に注意が必要です。
仲介の場合はキャスティング費用に手数料が追加されるため、最終的な費用が高くなりやすい傾向にあります。
その他、広告代理店と比較したキャスティング会社のメリットとして、以下のような点が挙げられます。
- 専門知識を持つスタッフが交渉を行うことで契約をより有利に進められる
- 芸能事務所と提携しているキャスティング会社であれば他社よりも安い費用で対応してもらえる可能性がある
- ワンストップ対応のキャスティング会社であれば仲介手数料等がかからない
広告代理店に依頼する場合は仲介手数料が発生しますが、ワンストップ対応のキャスティング会社ならこうした費用を支払う必要がないため、お得にタレントを起用することができるでしょう。
キャスティング会社を利用するメリットについては次章でより詳しく解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
キャスティング会社にタレント起用を依頼するメリット
ここからは、キャスティング会社にタレント起用を依頼するメリットについて、より詳しく解説していきます。
一連のキャスティング業務を任せることができる
自社でキャスティングを行う場合、社内スタッフにキャスティング業務を割り振ることになるため、各スタッフが抱える本来の業務を圧迫してしまう可能性があります。
一方キャスティング会社を利用すれば、タレント起用に関連する業務を全て委託できるため、社内スタッフの業務負担を最小限に抑えられるでしょう。
またキャスティング会社には専門知識を持つスタッフが在籍しており、法的(肖像権・著作権等)な手続きや報酬管理といったトラブルの原因になりやすい業務も対応してもらうことができます。
契約違反をしてしまった場合には多額の賠償請求を受けることになるため、こうしたリスクを回避できるという意味でもキャスティング会社の利用はメリットがあると言えるでしょう。
広告に合わせて最適なキャストを提案してもらえる
多くの実績を持つキャスティング会社では、タレントのプロフィールや過去の出演情報、また公開前の情報や趣味・特技といったパーソナルな情報を幅広く保有・管理しています。
加えて過去のキャスティング実績に基づく豊富なノウハウもあるため、様々なニーズ・予算等に応じて最適なキャストを提案できるという点が大きな強みです。
「誰を起用すべきか分からない」「この予算でどこまで起用できるか知りたい」といった疑問を解決するための相談窓口としても利用できるのがキャスティング会社の魅力と言えるでしょう。
多くの芸能事務所とコネクションがある
大手のキャスティング会社であれば、芸能事務所・プロダクションとのコネクションが充実しているため、知名度の高いタレントや旬の芸能人等のキャスティングを実現しやすいというメリットもあります。
また複数の芸能事務所に対して同時進行で交渉を行えるため、例えばお笑い芸人とアイドルを同時に起用したいといった要望にも対応できるのが大きな強みです。
実績が豊富なキャスティング会社の場合、問い合わせ対応や交渉・スケジュール調整等もよりスムーズに進んでいくため、希望通りのキャスティングを実現できる可能性が高いと言えるでしょう。
記事まとめ
- CM・広告にタレントを起用することで、話題性向上やCV率アップ等の効果を期待できる
- タレントを起用する際は、芸能事務所への直接交渉ではなくキャスティング会社への依頼がおすすめ
- キャスティング会社を利用すれば、希望通りのキャスティングをスムーズに実現できる可能性が高い
当記事では、タレント起用のメリットとキャスティング会社の活用方法について解説しました。
次の記事ではキャスティング会社の具体的な選び方や、豊富な実績を持つ大手キャスティング会社の一覧を紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。