桃屋といえば、喜劇役者の故・三木のり平さんがキャラクター制作・声優を務めた「江戸むらさき ごはんですよ!」のアニメーションCMが有名です。
桃屋「ごはんですよ!」のCM以外にも、懐かしの『花らっきょう』や『味付メンマ』『キムチの素』など、様々な商品のCMにも登場しています。
実は、のり平さんアニメの桃屋テレビCMが最初に放送されたのは1958年。今からおよそ65年前から桃屋は今までで300本以上ものCMを作り上げています。
この記事では、桃屋が長く愛され続けている理由と、テレビCMにおけるイメージキャラクターの役割・効果について解説していきます。
イメージキャラクターとしてタレントを起用するための手段もまとめているので、テレビCMによるPRをお考えの企業様はぜひ参考にしてみてください。
目次
桃屋の知名度向上に貢献したCMキャラクター“のり平”
まずは、桃屋のテレビCMの概要とキャスティングの背景について詳しく見ていきましょう。
桃屋といえばアニメキャラクター“のり平”によるCMが有名
“ごはんのお供”を多数展開している桃屋ですが、中でも知名度の高い商品の1つとして「江戸むらさき ごはんですよ!」が挙げられます。
桃屋の「江戸むらさき ごはんですよ!」はテレビCMが制作されており、喜劇役者の故・三木のり平さんが描くコミカルなキャラクターとセリフが印象的なアニメーションとなっています。
桃屋が「江戸むらさき ごはんですよ!」のテレビCMを開始したのは1950年代のことで、その後2004年まで継続的に新規アニメCMの制作・放送が行われてきました。
また2012年に8年ぶりとなる新作が放送された他、2018年には桃屋のCM放送開始60周年記念としてオムニバス作品が放送される等、現在まで多くの人々に愛され続けているCMです。
三木のり平さんがキャスティングされた背景
桃屋「江戸むらさき ごはんですよ!」のイメージキャラクターとして三木のり平さんがキャスティングされたのは、“のり平”という名前が“海苔”に通じるからだと言われています。
なお当初は新聞に掲載する紹介文の制作を依頼しており、このときに三木のり平さんが描いた似顔絵が好評だったことから、テレビCMのキャラクターとしても採用されたそうです。
その他、桃屋の人気キャラクター“のり平”の詳しい出生秘話については以下の公式ギャラリーをご参照ください。
https://www.momoya.co.jp/gallery/norihei/about/
現在は歌舞伎役者とのコラボでも注目
桃屋のテレビCMといえば「江戸むらさき ごはんですよ!」が有名ですが、この他にも、歌舞伎役者の片岡愛之助さんが出演する「辛そうで辛くない少し辛いラー油」等が放送されてきました。
当時(2014年)は歌舞伎界とテレビCMのコラボ自体が珍しく、CMでありながらも本物の舞台中継がはじまったかのようなインパクトの強さが話題を集めました。
片岡愛之助さんはその後も桃屋のイメージキャラクターとして継続的に起用されており、現在放送中の最新CM「きざみしょうが」「味付搾菜」にも出演しています。
「江戸むらさき ごはんですよ!」といえば三木のり平さんですが、「桃屋」といわれれば片岡愛之助さんを思い浮かべるという方も増えているのではないでしょうか。
桃屋の事例から分かるCMキャラクターの役割と効果
桃屋のテレビCMのように、「○○といえば△△さん」という印象を与えることで、商品や企業そのもののイメージアップ・認知度向上といった効果が期待できます。
続いて、テレビCMにイメージキャラクターを配置するメリット・効果と、実際にタレントを起用するときの方法について詳しく見ていきましょう。
消費者の印象に残りやすい
桃屋がテレビCMに片岡愛之助さんを起用したように、知名度や好感度の高いタレントをイメージキャラクターに起用することで、CMの印象を強くする効果が期待できます。
知名度の高いタレントを起用すれば「○○さんが出ているCM」「○○さんが宣伝している商品」という形で認知されやすくなり、タレントのファン層からもCVを見込めるようになるでしょう。
また桃屋のアニメーションCMのように、印象的なキャラクターを生み出す方法も1つです。
メディア露出の増加によるPR効果
知名度の高いタレントをイメージキャラクターに起用することで、メディア露出によるPR効果も期待できます。
CM放送でのPRはもちろん、タレントの関連情報として情報番組やネットニュース等で取り上げられれば、より多くの消費者から認知してもらうことが可能です。
またタレントのファン層が感想コメントを発信したり、情報を拡散したりすることで、SNSやブログ等を通じたPR効果も期待できるでしょう。
企業の好感度アップにも繋がる
商品・サービスのイメージやターゲット層とマッチしたタレントを起用することで、企業そのものの好感度・知名度の向上にも繋がります。
単に知名度の高いタレントをイメージキャラクターに起用するのではなく、商品・サービスのターゲット層から支持されているタレントを選ぶことがポイントです。
なお、起用したタレントが不祥事を起こした場合は企業のイメージにも悪影響を及ぼすため、キャスティングの際は過去の出演歴や不祥事の有無等も調査するようにしましょう。
タレント・モデルのキャスティング方法
テレビCMのイメージキャラクターとしてタレントを起用する際は、芸能事務所へ直接オファーをかける方法と、キャスティング会社を経由する方法の2つのやり方があります。
芸能事務所へ直接交渉を行う
芸能事務所がメールや電話による問い合わせを受け付けている場合は、指定のフォームから問い合わせを行う方法が一般的です。
またタレントやそのスタッフが運用しているSNSアカウントへ連絡を入れるという方法も1つ。
ただし、これまでにキャスティング実績のない企業や個人の場合、問い合わせを行っても対応してもらえない可能性が高いでしょう。
仮に交渉に応じてもらえる場合でも、その先の契約やスケジュール調整等を全て自社スタッフで進めていかなければならないため、人的・金銭的な負担は大きいと言えます。
特に契約面においては、出演料や肖像権の取り扱い等を細かく取り決める必要があることから、専門知識を持たないスタッフが対応するのは困難です。
そのため、芸能事務所やタレント本人と繋がりがあるといったケースをのぞき、基本的に直接の出演交渉は避けた方が良いでしょう。
キャスティング会社への依頼
テレビCMのイメージキャラクターとしてタレントを起用する場合は、キャスティング会社へ相談する方法がおすすめです。
キャスティング会社とは、タレントの提案から交渉・契約・スタッフの手配といった一連の業務を専門に請け負う代行業者のことです。
知識・経験の豊富なスタッフが肖像権の管理や金額交渉を行うため、後からトラブルになるリスクを避けられます。
またCMの趣旨に適したキャストの提案が可能なため、タレント起用による商品・サービスのPR効果を更に高めることができるでしょう。
CMキャストの提案までを無料で行っているキャスティング会社も多いため、予算等が決まっている場合はこうしたサービスを活用すると便利です。
その他、同じくタレントのキャスティングに対応している「広告代理店」へ依頼するやり方もあります。
ただし広告代理店の場合はキャスティング業務を別のキャスティング会社へ依頼しているケースも珍しくありません。
こうしたケースでは仲介手数料等が発生するため、低予算で抑えたい場合はキャスティング会社へ直接依頼する方法がおすすめです。
タレントキャスティングなら【GOLD CAST】へお任せください
ここからは、テレビCMへのタレント起用等を行っているキャスティング会社「GOLD CAST」の特徴と実績を紹介していきます。
GOLD CASTの起用実績
GOLD CASTは多くの芸能事務所とコネクションを持つキャスティング会社で、これまでに5,000件以上のキャスティングを行ってきた実績があります。
以下をはじめ、俳優・モデル・お笑い芸人・スポーツ選手・インフルエンサーといった幅広いジャンルのキャスティングに対応しています。
- 山崎製パン「中華まん」/芦田愛菜さん
- アダストリア「GLOBAL WORK ウツクシルエットパンツ」/本田翼さん
- ビズリーチ「人事以外もビズリーチ」/吉谷彩子さん
- アドヴァン「ショールーム篇」「ヴェネタクッチーネ篇」/藤木直人さん
- 大同生命「健康経営アンバサダー」/畠山愛理さん 他多数
無料のカウンセリングサービスを実施
GOLD CASTでは、キャスティングに関する無料カウンセリングを実施しています。
企画の概要や予算等の簡単な項目を入力していただくだけで、内容に沿ったタレント候補の提案が可能です。
大まかなイメージだけでも問題ありませんので、CM制作やタレント起用が初めてという場合はぜひ一度GOLD CASTまでお問い合わせください。
記事まとめ
- 桃屋のCMが長く愛され続ける理由として、商品イメージに合致したイメージキャラクターの存在がある
- 桃屋はアニメキャラクターによるCMとタレント起用によるCMの双方を成功させている珍しい事例
- テレビCMのイメージキャラクターとしてタレントを起用する場合はキャスティング会社への依頼がおすすめ
桃屋のようにテレビCMでのPRを成功させるには、商品に合わせたイメージキャラクターの起用が欠かせないポイントの1つと言えます。
GOLD CASTでは、カウンセリングに基づくキャストの提案やその後の業務代行が可能ですので、テレビCMの制作をお考えの企業様はぜひ一度お問い合わせください。